シロアリの生態やシロアリが家に及ぼす悪影響について
シロアリは木造家屋に住みついて木材を食い荒らす害虫としてのイメージが多いと思われます。そして、【シロアリ=白いアリ=アリの仲間】と思われていることが多いと思います。
シロアリの体の大きさや名前からアリの仲間だと思われている方がほとんどのようですが、実際は昆虫綱のゴキブリ目シロアリ科(等翅目=シロアリ目とするものもある)に属し、翅脈の形態や共生原生動物などからもゴキブリ目と近いと考えられています。アリとは生態が違う昆虫なのです。ただ、アリ(膜翅目)と同じように社会性をもつ昆虫なのは良く似ていると思われます。しかし、系統的にはかなり離れていて、食べ物も全く違うといえます。
シロアリは社会性をもち、熱帯地方中心に植物や枯葉や倒木などを食べ、必要なセルロースなどを摂取(分解)しながら生活している昆虫です。体は不完全変態で、幼虫は成虫とほとんど同じ姿で、成虫になるまでにニンフ(有翅虫の前段階の幼虫)になったあと、羽アリで成虫(生殖虫)になります。シロアリは柔らかい体をしています。
シロアリは「セルロースの分解マシーン」といわれる消化管(後腸)内に共生原生動物のバクテリアをもっている昆虫で自然界ではとても大切な役割も持っています。ただの害虫だと思うと、違う面もあるということです。
シロアリは東南アジアや赤道周辺の西アフリカなどの、一年を通して高温多湿を好むとされています。高温多湿がシロアリにとって過ごしやすい環境なのは間違いないでしょう。