シロアリの生態やシロアリが家に及ぼす悪影響について
日本に現在も生息するヤマトシロアリやイエシロアリのように、シロアリは全ての種類が家屋をの木材を好むシロアリばかりではありません。そして、家屋を荒らすシロアリでも皆さんが見かけることがあるのが、シロアリの中でも羽アリだと思われます。
アリが完全変態することで職蟻が有翅虫と共に蛹を経た成虫であるのとは違い、シロアリの成虫は王蟻と女王蟻だけで、他のシロアリは成長過程である幼虫です。みんな同じ状態の幼虫からその後、王蟻や女王蟻の出すフェロモンによって職蟻や兵蟻やニンフに分かれていきます。このシロアリの羽アリとはこの中のニンフとよばれる有翅虫です。ニンフは職蟻よりお腹の部分が大きく発達していて、翅芽や翅鞘とよばれている翅をおさめる入れものを持っているようです。そして、職蟻にはない眼(複眼)をもっているそうです。
羽アリはコロニー内が一定の数に達した時期に、別のコロニーを作るために群飛するといわれています。そのため、ニンフには羽が生え、種でも違いはありますが、だいたい春から夏の日にコロニーを設立するために、一斉に湧き出るように群飛します。群飛した羽アリは、じきに地上に降り立ち、羽の付け根から羽が取れて落翅虫になります。そして、雄と雌がカップルになることで新しいコロニーを作る事になります。通常人の目にシロアリがふれるのはこの時だけではないでしょうか。そして、シロアリ被害にあっている家屋では、玄関や浴室や洗面所などの湿気の多いところから大量に出てくることになります。